フライト中の映画1

アメリカまでのフライトは実に長い。

12時間はかかる。
だから映画を3本~4本は見る。
眠くてあまり見ない時でも2本は見る。
すると思いがけず素晴らしく感動的な映画に出会えることが良くある。もちろん逆も良くあるけど。
 
今回の良作は「he's just not that into you.」
ある女性が恋に恋していて、でも、なかなか両思いになれない。そんな彼女に色々アドバイスをしてあげるイケメンが現れる。彼女は彼がそんなに一生懸命アドバイスをしてくれるのは、実は私のこと好きなんじゃないの?と考える。ちょうど劇中TVドラマでもそういう展開だった。
意を決して彼氏に飛びかかったら、誤解だとフラれたw。
基本コメディー展開である。
 
ネタバレはこれくらいにしておこう。
実際には3組位のカップルの話が進行していくし、私が伝えたいのはネタバレじゃあない。
 
我が家では、風呂場とか洗面所に髪の毛がたまっていることが良くある。
長い髪の毛で、我が家では該当するのは妻と娘だ。
私は特に潔癖症とは思ってないが、これが結構気になっていた。特に洗面所に関しては苦情を申し立てた事もある。顔を洗う時、すごく接近するから嫌でも目につく。
 
私は家事に関しては、なるべく手伝うようにしている。
料理をすることもあれば、トイレも掃除する。
考えてみると。食事にしてもトイレ掃除にしても洗濯にしても自分が絡むことは、参加する。
でも自分が原因に無いとなると途端に参加意欲が無くなる。
髪の毛が溜まるのは全然私のせいじゃ無いし、そもそも溜まりかけた時点でとっとと捨てておくべきだ。
ずっと思っていた。
 
でもこの映画を見て間違いだと気づいた。
あれは私が掃除すれば良いと。いや、むしろするべきだと。
何故ならこの映画のなかで別居中のカップルの女性が相手の男性に同居する条件でこう言った。
「私の髪で配水管が詰まったら掃除すること。良く詰まるでしょ?わかった?」
そして彼は言う。「いいとも」
その後このカップルは結婚というハッピーな展開。
 
ああ、そうなんだ。髪の毛が貯まるのは我が家だけじゃないし、(映画のネタになるくらい良くあることなんだ)しかも女性が掃除するとは限らないんだ。男に同居の条件にだしたっていいくらいの案件?なのだ。
 
頭をガツンと殴られた気分と言ったら言い過ぎだけど、それくらい認識が変わった。髪の毛の詰まりに‼
 
もちろん私が感動したポイントは別にも有るけど、インパクトがあったシーンは本当にここ。
映画って本当にいいね👍